笹切り 葉蘭切り

/斜めに切った剣の形をした簡単なもので、3枚を扇形に重ねてすしの間に立てたり、重ね盛りの間にはさんで用います。

化粧 /これは料理の上に飾るもので、お祝い料理には、鶴、亀、松竹梅など、おめだたいものを題材にし、仏事には、花や先様の紋所を使うなど、大変効果的に表現できます。折り詰めや盛り込み料理(大皿盛)の場合、器や折箱の大きさに合わせて、葉ランを使います。

敷笹 敷ハラン /下に敷いてもちいるもので簡単なものから複雑な物まであります。
これは、主に盛り付けのさい、掻敷として敷いたのが始まりです。ただ笹や葉ランをそのまま敷いていたのが、手を加え、絵柄を切り抜いたり、網にしたり、技術が高度になっていきました。折り詰めや器の盛り付けの下に敷き、食物を一つ一つ食していくうちに切り抜かれた絵模様が次第に表れて、最後に美しい笹、葉ランが残るという趣向なのです

 関所 /仕切りとして立てて使用するもので、形はいろいろあり基本的なものから複雑なものまであります。
江戸時代の関所からきたもので仕切りという意味合いがあります。味や色合いの異なる物を盛り付けるさいに混同しないように仕切るというとことからこの名が付けられました。形をいろいろと変化させやすいので笹・ハラン切りを発達させました

飾り物 /実用を離れた芸術品です。以前はよく展示会などが開催されていました。これは題材も形も表現法もまったく自由で、絵柄 図柄 切り方など製作者の個性を振るうことができます。材料は葉蘭を使用しますが、大型のビニールを使用することもあります。

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