画像は樹齢約8年のサクランボ種の桜の木です。この木がこの場所に植裁されたのには理由があります。じつはこの木の元はここから少し離れた土地に植えられていた桜の枝をここに植えたのです。といいますのは元の桜の樹齢が70年以上経ち老木化してしまったのです。その結果その桜は傾き始め地面に倒壊し始めたのです。そのとき自分の寿命が尽きることを感じた桜は倒れる前にその枝から根を生やし始めたのです。もし自身が倒壊しても地面に着いた根から、ふたたび再生できると考えたのでしょう。 その枝を切って画像のこの場所に植えた物なのです。ところが、この画像の桜からも根が生えてきたのです。以下にその画像を掲載します。
幹の部分から表皮が割れて根が出てきています
枝に近い場所にもまとまって根が生えています
今年生え出てきたばかりの若い枝元からも根が生えています
これは、昨年上の画像にあるような枝を切って鉢に植えたものです
その鉢植えの桜の枝からも根がでてきています
通常、世代交代とはさくらんぼの実を食べた鳥が他の場所でその種を落としそこから新しい命が芽生えることを言うのですが、この桜の場合自分のアバターを造ったと言えないでしょうか。老木化した自分の遺伝子が永久に残っていくものと思います。 来年はこの親木のさくらんぼから種を取り実生苗を栽培したいと思いますが、はたして根が茎から生えてくるでしょうか、不思議ですね。 なを、蛇足ながら、少し離れた土地の大元の桜は伐採されもうその命は尽きています。